
昨年に引き続き、長岡市立大島小学校第5学年の総合学習では防災をテーマに学習しています。
自分たちにできることをイメージしながら活動をしてほしいという先生の想いを聞き、まずは中越地震と復興に向けた活動を行ってきた方からの体験談を行いました。
①2019年9月18日(水)10:40~11:25
中越地震の語り部学習
体験談:平澤康宏様(川口在住)
震源地震度7、職場にいた平澤さん。
その時の町の被害や人の様子、帰るまでの道のり、途中で知らない人の家に車をとめさせてもらい、歩いて小千谷まで帰ったこと。家には誰もいない。「避難所」という事を考えたこともない、知らなかった。とにかく、人がいそうな所を探し、家族を見つけた。
というお話にはじまり、すぐに駆けつけてくれた自衛隊の人やボランティアの人の様子、家族や地域の人とどのように乗り越えたかをお話いただきました。
質疑応答を挟んで、地震後に行った全国に感謝を伝えるイベントや東日本大震災への炊き出しの体験談、新潟からできる実際に行ってきた支援の様子をお話し、「みんなができること、小さな一歩でいい。みんながかんがえてほしい。」とメッセージを伝えていただきました。

その後、そなえ館に見学に行ったり、調べ活動を行っていく中で、子ども達がそれぞれ調べたいテーマ別にグループを作り活動を行うことになりました。
②2019年11月20日(水)14:05~15:40
「防災マップ作り」のグループは地域の方と一緒に地域巡検。
「災害食作り」は地域サポーター鳥羽和子様、坂谷辰己様が担当し、野菜スープやポテトスナックサラダ、蒸しパン作りを行いました。

「防災グッズグループ」、「募金・ボランティアグループ」は最初のひとコマを合同で避難所の学習を行いました。
どんな困りごとがあるか、できることはあるか、考えていく中で、自分たちの活動が実際の災害時にどう結びつくのかイメージできました。
その後、各グループ別の活動。
防災グッズグループは、段ボールパーテーション作りやペットボトルランタン作りなど、避難所の体験を行いました。 担当:地域サポーター 小林俊晴様、山下由美子様
募金・ボランティアグループは、災害時の避難所でのボランティア活動の様子を聞いたり、募金にも義援金と支援金の違いがあることを学習したりしました。
ボランティア活動のお話:河内沙苗様(東日本大震災や熊本地震での避難所ボランティアなど)

