
2019年10月19日(土)10:30~12:30
長岡市立江陽中学校にて、学校地域合同防災学習を行いました。
体育館と武道場を使い、自治会毎の45グループに分かれ、3つの活動を体験しました。
まずは過去の災害時の様子を写真で見て、避難所の困り事にはどのようなことがあるのか、そして身近なものの工夫で解決できる困り事もあるんだということを学び、体験活動を始めました。
①段ボールでトイレ作り
完成した段ボールトイレに順番に座り「あ、乗っても大丈夫。壊れない。」「私も座ってみたい。」と、強度や座り心地を確かめていました。便座の蓋に取っ手を付け開閉しやすいように工夫をしているグループもありました。
②段ボールパーテーションと避難所体験
パーテーション作成後に全部集めて仕切り壁を作り、床に段ボールを敷いて実際に寝てみました。
「床の冷たさを感じないし、固くないから体が痛くない。」「仕切りがあると自分の空間ができて安心する」と、こちらも数人の生徒が順番に寝ていました。
③段ボール製の更衣室兼授乳室の組み立て
背の高い男の子が率先して上部の組み立てをしたり、完成後に移動させるときには数人で軽々と持ち運んだり、組み立ても解体も男女で協力して短時間でできました。「お~中は広い、何人入れるかな」「中は結構静かだから赤ちゃんも落ち着いて授乳できそう」と、実際に中に入り広さや明るさ、そして遮音性等も感じていました。
玉手箱サポーターや地域の方からアドバイスをもらい、中学生も班の全員が体験できるように声を掛け合いながら順番に活動をしていました。
最後に自治会毎にグループで振り返りを行い、「みんなが安心して過ごせる避難所にするために私ができること」を考え、班で発表し合い終了しました。「中学生のような体力のある人たちが安心できる避難所づくりをするべきだと思うから、施設の設営とみんなが安心できるような雰囲気づくりをしたい。」「今日作り方が分かったので、段ボールトイレやパーテーションを率先して作りたい。」
中学生の私たちにもできることはたくさんあると今日の体験活動を通して改めて気づきました。
実際の災害が起こったときには、江陽中学校のみなさんが活躍してくれる事を願っています。