2020年1月23日(木)10:35~10:50
長岡市立上川西小学校の避難訓練後、語り部の石橋佳代様より、中越地震の体験談をお話いただきました。
地震発生時は「ドン」というすごい音がして、立っていられないほどの大きな揺れだったこと。当時2才だった子どもを抱き上げようとしたとき、自分の背中にトースターが落ちてきて怖い思いをしたこと。とにかく子どもを守ることで精いっぱいだったお話を伺いました。
砂壁が崩れていたり、ぶら下がっている電球が揺れでぶつかり合って割れていたりと、家の中の被害の様子も教えていただきました。
2才児の頭上にトースターが落ちていたら、大怪我をしていたかもしれません。
割れた電球の下にいたら、ガラスの破片で怪我をしていたかもしれません。
お話を聞いて、地震の時は物が「落ちてこない・倒れてこない・動いてこない」場所で身を守ることの大切さを学びました。
石橋さんのお家は揺れが落ち着いた後にも幸い電気・ガス・水道のライフラインが使えました。ご飯を炊いておにぎりを握ったり、お風呂のお水を溜めたり、お湯を沸かしてポットに入れたりと、ライフラインが止まってしまった時のことを考えて備えたのだそうです。
ライフラインが使えなかったら何に困るのかな?
「電気が使えなかったら夜は真っ暗で何も見えない」→だから懐中電灯が必要なんだね。
「寒くてもコタツやエアコンが使えない」→だからホッカイロやアルミブランケットが必要なんだね。
「水が出ないとのどが渇いても飲み物がない」→だからペットボトルの飲料水を保存しておくんだね。
子どもたちは困り事を考え、何を備えると解決するのかを学びました。
地震は突然起こります。家庭での備えについて、ぜひご家族で話し合ってみてください。