【新潟市立中之口中学校】語り部を活用した防災講座

平成30年8月30日(木)

新潟市立中之口中学校にて、3年生を対象に、「防災活動と地域コミュニティ 中越地震対応について」をテーマに防災講座を行いました。

 

語り部講師:長岡市青葉台3丁目自主防災会 畔上会長より、

・中越地震の地域の被害や避難所の様子

・当時の自主防災会の活躍と様々な課題

・避難所生活での中学生の活躍

・今の青葉台地域の防災体制  等

について、ご講演いただきました。

 

※生徒たちは、総合学習「地域役立ち隊2018」として、各地域の自治会長へ防災体制等について、今後話を伺いに行くそうです。その事前学習として、本講座は実施されました。

実際に中越地震の際、自主防災会が中心となって避難所開設をされた経験から、水道や電気が止まっている中、学校のプールからトイレで使用する水をバケツに汲んで皆で協力して運んだことや、各家庭の冷蔵庫から食料を寄せ合ってバーベキュー形式で食事を摂ったこと等、地域住民や中学生の活躍で、避難所生活を乗り越えることができたとお話しいただきました。

 

最後に、生徒代表から「自分たちの地域を知ること、自分たちの地域を守ることが大事だと分かった。これから中学生の私たちにできることを考えたい」と感想の発表がありました。

 

畔上会長より「日頃の防災活動で被害の軽減は可能」「知っていることとできることは違う」「日頃の訓練が大事」との言葉があり、日頃からの地域コミュニティの構築は、防災活動に直結すると学びました。この学びを、本講座を受けた中学生から各地域へ広がっていければよいと感じました。